2025年12月2日から3日間、
和歌山県高野山→伊勢市→津市→鈴鹿市と
レンタカーで神社仏閣を巡ってきました。

昨夜、自宅につき、ぐっすり眠り。。。
余韻が残っているうちに、
「どうしても書きたい!」と内側から来てますので、
備忘録としてレポート記事を書くことにしました。
よかったらお付き合いください。
2度目の高野山へのお参り
1度目に訪れたのは、2015年の5月
高野山開創記念1200年にあたる年でした。
その時の記念品です。

私は生まれながらのクリスチャンですが、
30歳くらいの時に「真言宗」を知り、
なぜかわからないけれど、強く心が惹かれて
毎月、護摩供養に通ったりしていました。
my数珠もオーダーで作ってもらい、
今も大事にしています。
弘法大師・空海さんへも惹かれていたので
初めての高野山行きは、とても有難い体験でした。
今回行って気がついたのですが、
1度目のお参りの時は、なんと御廟には行っていませんでした。
まずは知ることから
高野山や真言宗に惹かれてはいるものの、
私は、空海さんのことをほとんど理解していませんでした。
なので今回は、
「まずは知ることが大事」だと思い、ナイトツアーへ申し込みました。
そして、より深く高野山を感じられるように
宿坊へ泊まることにしました。
奥之院に程近い「恵光院さん」へお世話になりました。

宿坊では、「阿字観瞑想」を体験させていただきました。
阿字観とは真言宗に伝わる瞑想法で、
元々は、僧侶が気持ちを落ち着かせるために行っていたものだそうです。
瞑想後、17時30分すぎに早めの夕食。
精進料理をいただきました。

高野豆腐ををはじめ、きのこ類やお野菜など
豊富な山の食材で、大変美味しくいただきました。
高野山ナイトツアー
高野山には、海外からの旅行者が多く、とても驚きました。
日本人の旅行客の方が少ないような・・・
ナイトツアーは19時10分ごろから始まり、
日本人、海外からの旅行者と分かれて開催でした。
日本人の参加者は、私を含めて4人でした。
お坊さんが案内してくださり、とても充実した内容でした。
お話については録音や録画は禁止でしたので、
覚えている範囲を書いていこうと思います。
奥之院には3つの橋
奥之院に入るときには一の橋を渡ります。

一の橋を越えると、
ものすご〜くたくさんのお墓や供養塔があり、
所々に、お地蔵様がいらっしゃいます。
伊達政宗や上杉謙信、明智光秀、織田信長、豊臣秀吉など
歴史上の著名人はもちろんのこと、
現代の著名な方々や会社など、
約20万基(・・?だったと思いますが)在るそうです。
地上に出ていないものを含めると、倍以上のすごい数だったと記憶しています。
途中、ちょっぴり怖い話もしてくださいますが、
怖がりの私が聞いても、そんなに怖くなかったです^^
それよりも後に聞いた「御廟」のお話の方が衝撃的でした。
空海さんの教えは優しくてわかりやすい
真っ暗な中でも
たくさんの灯籠があるので、安心して歩くことができます。

灯籠の横には、三日月型と、まん丸型が在りました。
写真は三日月型になります。
案内してくださったお坊さんは、
空海さんのことを「お大師様」と呼ばれていました。
「お大師様は、人の心を月の形に例えられてお話しされていました。」
人の心は月の形のように変化する。
心をまぁるく。
満月のように、
そして、太陽のような明るい心で過ごしましょう。
と、そんなお話だったと思います。
二の橋のそばのお地蔵様

二の橋を超えたところに、お地蔵様がいらっしゃいます。
こちらのお地蔵様のお写真は撮り忘れました。
至る所に、お地蔵様がいらっしゃるのですが、
二の橋のそばのお地蔵様と
場所は忘れましたが、
数え地蔵様(だったかな・・。すみません、うろ覚えで)には
お坊さんは通るたびに、必ず、ご挨拶をされると仰っていました。
お大師様へは毎日、2回お食事が届けられる
奥之院の三の橋のすぐ手前には、
お大師様にお食事を届けるための院が在りました。
大黒天、毘沙門天、弁財天が祀られていました。
そのすぐ横には、
お大師様にお出しする前に
お味見(毒味)をなさるお地蔵様もいらっしゃいました。
幻想的な世界へ・・・
いよいよ、御廟に渡る三の橋の前につきました。
ここでお坊さんから伺った話が
私にとっては衝撃的で、今、レポートを書いていても、内側から込み上げてきます。
お大師様(空海さん)は、
835年にご入定されたそうです。
※入定とは
「入定」(にゅうじょう)とは、仏教用語で、精神を集中させて悟りの境地に入ること、または高僧が亡くなることを意味します。特に真言宗では、弘法大師空海が今もなお高野山の奥の院で永遠の瞑想を続けているという信仰を指します。また、生きたまま修行を終えてミイラ(即身仏)なることを目指す過酷な修行の過程を「入定」と呼ぶ場合もあります。
その後、観賢(かんげん)という僧侶によって、
お大師様の御入定から
約86年後に初めて扉を開けられたと伝えられています。
その時に、お大師様の髪の毛とお髭が
床につくくらいに伸びておられたので
観賢さんは綺麗に剃ってあげて、扉を閉められたそうです。
(その話をきている時にすでにウルウルきてしまいました)
その後は扉を開けた人はいないそうです。
三の橋の向こう側は、御廟とされ、聖域になっています。

その昔は、三の橋は無く、
川で足を洗って、禊祓いをすることで
聖域に入ることが許されたそうです。
しかし、お身体の不自由な方やご高齢の方は
川を渡っていくことができないので、
川の横に、水洗い仏像なるものを設置し、
仏像に、水をかけることで「禊祓」をしたこととなるそうです。
実際に私たちも、仏像に水をかけて禊祓いをいたしました。
三の橋を渡る前に
お坊さんのお話では、
私たち(誰もが)御廟に入る時には、
お大師様がお迎えに来てくださるそうです。
ですので、
三の橋を渡る前に
合掌と礼拝をします。
御廟という聖域は慈愛溢れる空間
私たちも合掌をし、深々と頭を下げてから
三の橋を渡りました。
渡り終え、聖域に足を踏み入れた途端に
身体中を大らかな、慈愛に溢れたエネルギーで
包み込まれるような感覚が在りました。
私は、涙が出そうになりましたが、他の方達がいるので我慢しました。
奥へ進むほどに、
お大師様の荘厳で温かいエネルギーが濃くなりました。
御廟の手前には「燈籠堂」があるのですが、
参拝者が奉納した2万基以上の燈籠が吊るされてあり、
幻想的で儚げな美しさと言ったら良いでしょうか・・(表現がむずかしいです)
元々は御廟の拝堂として建てられたそうで、
堂内には、1000年以上燃え続ける「消えずの火」があるそうです。
最後に、御廟の前で、お坊さんがお経をあげて下さいました。
なかなか寝付けなかった夜
お参りを済ませて、ナイトツアーは終了しました。
部屋に戻って、大浴場に行ってから、
ダイヤモンド倶楽部22メンバー様へ
月に1回の特別遠隔ヒーリングをお送りしました。
早速、嬉しいご感想が届きました。ありがとうございます♡

遠隔ヒーリングをお送りした後は、
旅の疲れを癒そうと、すぐお布団に入りましたが、
なかなか寝付くことができません。。
先ほど全身で受け取った「御廟の慈愛エネルギー」に
興奮していたのかもしれません。
何より、、、、「御入定」のことが頭から離れません。
入定の際には、どのようなお気持ちで入られたのか・・・
怖くなかったのだろうか・・・とか、色々、想像してしまいました。
時計を見ると夜中の1時近く。
「明日は5時起きなのに(涙)」と思いながら、いつの間にか寝てました。
再び、早朝の御廟へ・・・
寝不足でふらふらでしたが、5時に起きて、支度をしながら、
「まだ夜みたいに暗いし、怖くないかな・・・」と迷いましたが、
勇気を出して出かけました。
朝の奥之院は、はじめは真っ暗でしたが不思議と怖くありませんでした。

白々と夜が開けていく様子。
今回、一つ目的が在りました。
私自身が手がけている「空海」というお香を
お大師様のそばにお持ちして、焚きたいということでした。
朝の勤行
三の橋に着くと、
ちょうど数十人のお坊さんたちが
御廟での朝の勤行へ、向かわれていました。
すごい迫力です。
下駄で走って向かわれていました。
私は、
昨夜、教えてもらった通りに、仏様に水をかけて禊祓をし、
合掌と礼拝をして、三の橋を渡りました。
涙のわけ
聖域に足を踏み入れた途端、涙が止まりませんでした。
なんという、エネルギーでしょうか・・
悲しいわけでは在りません。
心が洗われ、
慈しみと愛が染み渡ってくることに感激するんです。
僧侶たちのお経が、
森一体へと大きく響き渡ります。
信仰心の素晴らしさ
ずーっとずっと、
「今もお大師様は生きておられる」と心から信じ、
お大師様への愛を
祈りと共に捧げていらっしゃるお姿には
心から感動しました。
信仰心とは、本当に素晴らしいものだと、改めて思います。
そして、弘法大師空海さんの偉大さに
懐の深さに、愛の深さに心打たれました。
恥ずかしいとかいう気持ちは無くなり、
ただただ、御廟の、、、
お大師様の崇高なエネルギーを
自分の魂に染み渡らせました。
本当に有り難い経験をさせていただきました。
そして、
御廟では「空海香」を一つ焚かせていただきました。
空海香は、ずっと蓋を開けたままで過ごしました。
心から感謝します。
三の橋に戻り、こちら側の世界に戻った時にも
最後に合掌礼拝をします。
お大師様がお見送りしてくださるそうなので、
最後のご挨拶まできちんとします。
こちらに戻ってから、
お香の写真を撮りました。

御廟のエネルギーをたっぷり浴びた「空海香」は
数量限定にはなりますが、
ご購入いただいたお客様への特別プレゼントとさせていただきます。
詳しくはこちらをご覧くださいね。

